ノーベル賞の受賞者がエントランスの階段を軽いステップでチェックインに現われるとカメラのフラッシュが閃光するホテルロービー "concierge"に「どこがストックホルムのベストと思うか」と尋ねてみたら左手の平を上にして左側にある"Franska Matsalen" の入り口を指した
ここに宿泊している訳でないが、都市の一流ホテルの"concierge" と地元朝市のオヤジの言う事には耳を傾ける価値がある。
然しながら"Franska Matsalen" はフレンチの王道らしい 歴史でなく新たな台頭を感じたく今回はパス
見聞きしたところ、市内では"BON LLOC" "VESSA EGGEN" "PAUL & NORBERT" 等々挙がってきた
今を伝えるということで、 "VESSA EGGEN" にしてみようと店の前までたどり着くがまだ開店していなかったので、そのまま10分北に歩きに"BON LLOC" に
メニューは4種、その中のシェフが今旬ベストの材を使い組み立てる"Ocasion"というコーステーマは「スウェーデンロブスター」
前菜にカマンベールを溶かしこんだオニオングラタンスープとローストしたアーモンドがグラスに添えられたが、食前酒をゆっくりという北欧設定
サラダはロブスターの爪&トリフにロブスターストック+酸味を添えたドレッシング
皿底にクリームブリューレならぬ薄く張られたバターブリューレ その上からロブスターのミソエキスを細かく泡立てたものを卓上でそそぎこんでくれる コツコツとスプーンで底を割るとバターが溶け込む
メインはサフランリゾットの上に鎮座する尾身 主体に味付けはほとんど無く、リゾットとソースにはしっかり目
レア
デザートは「どのコースのものから選んでもいいですよ」と勧められ朝市のオヤジが自慢していたベリーでも喰らうかと思い、そう告げると「Good Choice!!」と踵を返した数分後 密封されたジャーをテーブルに持ってきて開封 退卓する前にニヤリとした意味は数秒後、春爛漫の香りがテーブル上にただよう仕掛け
ベリー冥利
ベリーの凝縮を含むリキュール、バニラの黒点麗しい薄甘バニラアイス そして素材そのもののベリー
小さいスポンジケーキティラミスはまな板ごと
食卓から 個々の国々の成り立ちをあれこれ想像するのは 当らずとも遠からず、、、
Regeringsgatan 111 Stockholm (08) 660 60 60 WEB
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