米国内での日本文化や日本人の受け止められ方が徐々に変化を遂げている事は日本に住んでいても既に感じれる所迄きているのではないかと思われる
レストラン業界においてもこの潮流は同じく、数々のスペシャルロールやマグロの表面を炙ってフレンチ風に平面盛りにしてみたり、その他の思慮のない創作料理も時代は全盛を終えている
「お1人 $250 からですがよろしいでしょうか?」 これが "ウラサワ" との電話予約の中で告げられた一言
食事だけで"$250" 取れるレストランは全米のフレンチ/イタリアンを総動してもそんなに挙げれるものではない
ニューヨークの "10 Columbus Circle" にはビバリーヒルズから飛び火した "Masa" が鎮座するが、ここはウラサワをさらに上回る価格帯で集客をしている
興味深いのはこの両店の評価がアメリカ人によって「良し」とされているところである
アメリカは大判振る舞い調であるが実は非常に細かく、例え接待や勝負デートであっても請求書を舐めるように見渡して「この50セントは何か?」(お茶のチャージだったりする)と聞いて「頼んでないから引いてくれ」など臆面ない
そんな人たちに今まで見たこともないような請求書(日本での体感価格としては4~5万円に匹敵する)を突きつけて納得させているのだからかなりの快挙であるし、今だかってこの領域に達した和食店はアメリカになかった
日航ホテルが弁慶をホテル内にオープンした時は新聞に「ぼったくり」と酷評されたが今回、ロスアンジェルスタイムスではウラサワは絶賛されている
イチローに高まるように、未踏の領域で突っ張る和食に真髄を伝えてもらいたいと期待
電話では決心できずも、思い直し腹くくって出かけるが、予約なしには扉は開かず
<築地まで飛行機で買出しにいくと聞いたが本当だったら凄い>
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