ふーっと風がでる時 あまり気にかける事なかった季節の変わり目に あーそー言えばそんな時節もあったなっと 昼からでも選べるんですね 油の飛沫が表面で小気味いい音を立てるアナゴ、パッと塩して アジッー 熱~い天ぷらを頬張った後に冷たい蕎麦のたぐり寄せ 夏野菜の冷やし蕎麦、 茗荷に伏見の唐辛子、アスパラ、大葉、ズッキーニ、暑中、残暑に初秋、見舞い、四季ってことだけでは語りつくせない何か
子供の頃、イチゴ潰してミルクと練乳をかけまわす "おやつ" が登場すると 祝い事?みたいな特別感がありました、それを食べながらドリフターズっていうのに夏休みの終わりを感じてた 練乳クリームパン、思わず
さすがにもう出向く事はないと思ってたスポット、 蝶っぽい人間もいっぱいいる中、本当に手のひらサイズの黒蝶が沢山ビルの谷間をヒラヒラ
異常発生? オヤジが@竹下っていうのも異常発生と取られてもおかしくないらしい 薦められるがままに杏仁ベリー
昼間のうちに水の中であれこれして程好い空腹感醸す付け焼刃な努力 築地のピン魚を食べるってことで、出かける前にバシッとカラスの行水で身の清めお店に腰を落ち着けるまでの時間の軽い心の張りは心地よくて初詣の前のような気分 流れるように夏の海精仄かな温かみの中にある独特の甘味、鼻腔抜ける甲殻の香とか 穴子が上顎にあたる瞬間、たまごが発泡のように口内で消えていこうとする刻、 あっという間の30分、あーあの鰹の藁の燻り香いったいどうやって、、三陸のウニの爽やかな潮香に夏鯵の軽快な脂、色々思い馳せながら寄り道はどこにしよーか考えながらフラフラ、アスファルトから立ち昇るちょっと埃っぽい夜の銀座の残り香
遅くに目当てにしてたラーメン屋にでかけたら閉まってたので辺りをうろうろ、ネオンがまだ光ってる別の店の入り口を覗くと、細い階段が下に、最後にちょっと曲がっているので先は見えない、仕方ないので入ってみると所狭しと芸能関係のサインが壁をおおってた、色が変わって年季のはいったものも沢山、紅白の要めがほぼ揃ってる<メジャーの試合はこーやって観る おっちゃんの松井想いは街角から> 食べてみるとよくわからん、その色紙の数と味の関係 ちょっと前に駅前で見たまた別の店、こちらは人通りの多いところに面して中もよく見える う~ん このディスプレイかなり惹かれる 次回はここだ 腸詰、暑いので外気調理してるのか? じゃー暑い暑い外気腸詰も一緒に食べてみますかね
だいたい風景から外の暑さを予測できるようになってきた 恐ろしい事に道行く人の姿が陽炎のようにはっきりした輪郭を得ないことがある そーなるとでかけるのも億劫 アメリカンブレックファーストに付いてくるソーセージはちょっと苦手、いつもそれしかついてこないので食べるけど、なんか こーしっくりこない 日本であのスタイルのものはでてこない、噛むとプリッとはち切れる少し大きめのものがやってくる、何もつけなくてもいい感じ、オムレツは最近の志向なのか、表面が至極滑らかで中身はすすって食べるのか?といった仕上がり、表面に口をつけてチューと中身を吸い取ると蜘蛛の食事というのはこんな感じかなと
昔、場内にあった天ぷらうどん屋さんが午前4時頃からゴマ油を効かせた油で揚げていく海老天の狂おしさ、開け放たれた窓と換気扇からでるそのこうばしい香りに耐え切れず何度か窓から顔をつっこんだけど、「まだやってないから」とそっけない親父さん たまらんなー 好きだった下町商店街の惣菜天ぷらに厚めの芋があって、冬場に下半分を紙に包まれたその上を齧ろうとすると手がプルプル唇はアチアチの たまらん 子供の頃うちで食べてた掻揚げは小エビに小柱、ちょっと玉葱がはいったもの、それをどっぷりつゆに浸してご飯の上にのせる たまらんなー 何度かきあげを食べようとも幸か不幸か記憶を上回るものに巡り合わない まだまだ色々あるのだけど、どれが好きかといわれても これだ!というのは決めかねる いつ頃だったか、揚げ物の雰囲気のない店内、数ミリの衣、軽いサクサクのさわりから鼻にぬける材料それぞれの香というのが "たまらん" に加わった そのお店にいらっしゃった方というのであの "たまらん" はどうなったのかと <夏鮑>途中、数回入れ替えられる薄い琥珀の太白油、店内は音無、油が素材を包み込む時にたてるザーッという音が軒下に落ちる雨のポツポツ音に変わるところまで聴き入れる 続々登場してくる野菜の甘みと香気、厚みを感じさせない烏賊、淡い白身が爽やかなキス、ほどよい大きさのアナゴが天ぷら箸でざっくり切られ、立ち上る白い蒸気、良い時というのは過ぎ行く時間の長さを感じさせてくれず終わりをつげます 天ぷらを食べた後のもたれ感もなく地上に戻ると外は土砂降り、たまらんなー
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