小路地の奥にはあんな気持ちやこんな気持ちが吹き溜まり
店内の喧騒に気を傾ければ、
「僕の言う事なんか誰も聞いてくれないですよ」
「まぁ結論からいうとな」
「私だって精一杯やってるんですけど」
あちこちから聞いたようなフレーズが飛び込んでくる
鯵が含む酢、イカぬたの味噌、スーツから染み出す1日の疲れにアルコールの匂い、煙草
そんな様々を汲み取るメニュー 別段気にかけて食べる人はいなさそうだけど 料理は人の気持ちの阿吽を図る つかず離れず
<これ以上薬味がいるなんて言わせないからね>
別段死ぬ気で弱音っている訳でない 卒倒するような美味しさを求めてるわけでない
料理も人も寸での間合いで宵を越し 明日もどこかで、、
「あのー 金目煮にご飯ください」
中華の喧騒も楽しいですよね 怒号みなたいなときもありますが 笑 食器触れ合う音も大きくて
Posted by: | 12/20/2006 at 08:06
Bayareaさんの詩的な表現には、いろいろ気付かされます。
サラリーマンの、聞いた事あるよなフレーズ、そんな喧噪にひたって
食べてみたい。。
最後の金目鯛、ぷりっとしつつも、きっとホロっとして旨いんでしょうね。
Posted by: 台北のナガノ | 12/19/2006 at 07:51